哲学ごっこ第一回まとめ「知っているつもりを避けるには?」
- ①「そもそも知るって、どういうこと?」
1.知るとは「確かめる」
2.知るとは「気づく」
3.知るとは「全体像を掴む」
4.知るとは「忘れないこと」
5.知るとは「手際の良さを身につける」
6.知るとは「学ぶ」
7.知るとは「関係性の構築」
8.知るとは「統治」
9.知るとは「人と人との営み自体」
https://10.知るとは「イメージと現実の擦り合せ。経験/体験」
②「知っているとは、つまり?」
「知っている」とは……その物事に関する情報を得ている、知識として持っていること。
「既知」とは……すでに知っていること。すでに知られていること。対義語は「未知」。
「知っているつもり」とは……その物事に対する心構えができているということでもある。実際はそうでないのに、そうなったと誤認した状態でもある。不安定な知である。それ以上、その物事については、何も知ることなどないだろうと見限った状態でもある。
「知っているつもり」とは……その対象について、懐疑心が一切なくなっている状態とも言える。 https://
Q「知っているつもりを避けねばならないわけは?」
A「手痛い失敗を避けるため」
……「知っているつもり」を避けたいのならば、敢えて何もかもを疑ってみるしかなさそうだ。その中でも、ある何かに対して疑う余地などないと驕っている自分自身に対しては、特に疑いの目を向けよう。その疑いから、何もかもを調べ尽くす姿勢を養うべきだろう。今、私が、あえてしてみせたように。 https:/探ろう。多角的に考察していこう。 https:/atそして慎重になるべきだ。何事にも、価値をつける場合、動く場合。 https://atus/88
③「知っているつもりを避けるには?」
1.何者も、何事も、自分の目で見て確かめる。そして自分以外の複数の者の目も借りて、物事を深く、広く、確かめていく。自分だけの目をアテにしては駄目だ、そして自分を省いた多くの人々の目だけをアテにしても駄目だ。自他に対して、冷徹であれ。慎重になれ。安易に判断を下そうとしてはならない。
https:/atu2.アンテナを強くしよう。感覚を研ぎ澄ませよう。この世のすべては、あなたと連関する。「私」を、現状においての「私」のままに放置しておくべからず。絶え間なく「私」を更新させ続けるべし。何事にも、何者にも、真摯に、ひたむきに取り組み、小さな世界を掘り下げていこう。すべてと私は繋がる。
https://atus/883.物事の「状態・内容・価値」を「把握する・理解する・悟る」。
・https://atus/8830状態……ある事物・対象の、時間とともに変化しうる性質・ありさま。
・内容……中身・実質。すなわち剥き出しのままの姿。
・価値……Aを非Aよりも上位に位置づける理由となる性質、人間の欲求を満たす性質、人間社会の存続にとってプラスになると考えられる性質。
4.その物事について「忘れないように」しておくこと。放っておいて頭の片隅から、すぐに消えてしまうようでは、その物事ははじめから「知っていなかった」のである。
5.その物事について詳しくなる。持ちうるかぎりの知識や経験を総動員して、その物事の実質に近づこうと試みていく。
6.その物事と直接的に関与してみよう。その物事から何かを学ぼう。
7.その物事の要求するレベルに達そう。
8.対話をしてみよう。仕草を観察していこう。何を好むか、何を嫌うか、徹底的に隈なく調べあげていこう。
9.何者かになってみよう。何らかの立場を有してみよう。
10.その物事の全体を見通そう。その物事の成り立ち、その物事に関係するあらゆる物事を観察していこう。じっくりと。
11.その物事にとって、あなたが、なくてはならないような存在になるようになること。
12.その物事自体の、あるいは物事の近くの命の面倒を見ること。世話をすること。