TH.Another Room

学生時代に書いた文芸作品をアップしています。

2018-01-01から1年間の記事一覧

対峙

積み木を崩すように愛を粉々にしてみると、大河が出来た。目の前には、小舟が浮かんでいた。櫂を漕ぎ、ひたすらに前へ、前へ直進していくと、小さな孤島を発見した。 陽射しへの憎悪を滾らせながらも、上陸し、砂浜の砂を掬ってみた。神の気配を感じたときに…

ちょっとした決意

今後、自分自身が不満に思ったことは、なるべくその場で言うようにしておこう。それを溜めに溜めまくると、爆発させるべきでない場面で爆発してしまうから、そういうのが攻撃性が強くて人を泣かせる言葉を生み出す元凶になる。そして、こういう言葉は価値観…

あるフォロワーさん(K)との対話のメモ書き

小説書きで、解離症を患っている、私のこよなく愛する現・相互フォロワー・Kとのリプライのやり取りのメモ書き。とても刺激的な対話を2点できたので、こちらのブログでも掲載いたします。また、そのフォロワーさんからブログで発表する許可も事前に頂いてお…

人を生き甲斐にすることについての私見

他人を生き甲斐にしてはいけない、という文章を読んで、そうかな? と思ったのだが、「ああ、他人を生き甲斐にすると、それがその人にとって、その他人に依存するということに繋がってしまうから」なのかもしれない、と思った。 私としては、そういう生き方…

文章を書くにあたって注意していること

文章を書く、と言っても、時と場合によって書き方も変わってくるから、一概にこうとは言えないのですが、概ね誰にでも(自分自身にすらも)分かるように書くことが第一ですね。 普段のツイートについては、古典小説の地の文や論文のような固い文章を綴るとい…

忘却について

忘れて欲しくない、という気持ちが俺にはピンとこない。けして分からないわけではないのだが、そういうものにイマイチ共感できそうにない。正直、今までの自分の知り合いすべてが自分自身のことを忘れようとも、そうなれば大いに不便になるとは思うのだが、…

永遠の対話

私「どこまでいっても人類滅亡が最善であることに変わりはないでしょうね。もっとも、我々が死後、永遠に無と化せるかどうかが問題だから、これも所詮は誤謬なのですが……が、ここを目指そうと試みるのも、また一興かと」 R「人類滅亡がなぜ最善なのだろうか…

自戒としての軽蔑

昨日、私の知人である女性・Mが出演している、素人投稿モノのアダルト動画を鑑賞してみたのだが、全く興奮できなかった。やはり性に溺れる女というものは、何ら専門的な訓練を受けていない無垢な蛮人が表現できるほどの安っぽいモチーフでないのだと思い知っ…

開かぬ朝顔

カプリ・チャコール、を吸いながら、今宵の月に、酔いしれる僕。美酒は暗黒。 何もかも、血肉とさせる、あの日々を、願わくば、もう一度。 帰れぬ二人。常夜の裂け目。もう二度と、戻らぬ過去よ、私を殺せ。 血で血を洗う、恋文の、熱と氷に、赤子と骸、蘇る…

実は虚無についての語りでもある

専門学校時代に、ちっぽけな苦楽を共にした、私の同期生たちのことを思い出し、ふと思ったことを書き綴ってみた。 今のところ同期生たちの中で、おそらく最も暇人である(最悪、生活に困窮してお先真っ暗になったら、独りで積極的に餓死すりゃいいじゃないと…

人はなぜ虫を嫌うのか、という問いかけへの回答

虫は好きです。道具として。使用法は以下の通りです。 幼女の、まだ産毛の生え揃っていない膣にゴキブリを這わせるのがイイと思います。特にイチゴ柄の下着の中に忍び込ませるのが最高だと思います。幼女の泣き顔は、きっと自分の彼女とのノーマルなセックス…

代弁屋

「嘘をつかなきゃ生きられない、ほんとのことを言ったら殺される」と思い込まされている僕にとって、「代弁屋」は、とても魅力的な仕事人。僕は父親に虐待されていて、彼は日々のストレスを発散するために、愛するべきはずの息子の体を殴ったり蹴ったりする…