TH.Another Room

学生時代に書いた文芸作品をアップしています。

文章を書くにあたって注意していること

 文章を書く、と言っても、時と場合によって書き方も変わってくるから、一概にこうとは言えないのですが、概ね誰にでも(自分自身にすらも)分かるように書くことが第一ですね。

 普段のツイートについては、古典小説の地の文や論文のような固い文章を綴るというより、口で何かを喋る感覚でツイートするように気を配っております。そして何ら気合を入れず、本当にリラックスした状態で書くようにしていますね。読者が日本語として読めさえすれば、それでOKというノリで書いていますわあ。力を入れていないときは、とにかく素早くツイートすることを心がけておりますわ。

Twitter、簡単な誤字脱字の修正や、文章の一部修正が、ツイートした後でも可能な仕様になればいいんですけどね……リプライ欄で文章を訂正するの恥ずかしいし面倒臭い……)

 あ、でもエッセイを書くにあたっても、そんなに変わりないかな……? エッセイの場合だと、普段のツイートよりは、文章の趣旨を明確にするようにしている、ぐらいでしょうか? ツイートするときと、エッセイを書くときの違いを挙げるとしたら、これしかありませんな。

 小説の場合は、誰にでも分かるように書くということ、および、音読のしやすさ+音読の心地よさ、同じ単語を1ページ以内(400文字の原稿)で使わないようにすること、無駄な文章を限界まで省くようにすること、作中において書くべきでないことの見極めをすること、「物」を書くようにすることになりますね。「物」を書くようにすること、というのは、たとえば血痕を血痕としてストレートに書き記すだけで、けして「物」を書いたとは認めようとしない態度のことですね。あとは音楽を作るように文体を構築しようとすることになりますかな。今のところ挙げるとしたら、こんなもんですね。

 詩の場合は……そうですね。自分自身の精神を、現実の檻から解き放ってやるように綴るための、構えをつくること、そして、どうしても書かなければならないと思える、その瞬間を逃さないこと、この2つにつきますね。詩は、神との接触。自分自身を刺し殺し、自分自身を別の世界へと誘うような、永遠の瞬間を得ること。詩に関しては自分でも何を言っているのか、自分自身でも分かりかねるのですが、こういうことであると言わざるを得ないんですよね。専門学校時代に世話になった、詩人の講師の言を借りるならば、「詩なんて1年に1回書けるか書けないかすら怪しい」

 最後に、ツイート・エッセイ・小説・詩でもない、日常生活における文章の書き方について注意を払っていることを挙げるとしたら……相手のことを考えて書くこと、ぐらいですかね? 相手の立場や、相手の言語力など、さまざまな要素を考慮して、相手に自分自身の意を明確に伝えようとすること、ぐらいですね(しかし、どうにも私は、これが実に苦手です)。