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TH.Another Room

学生時代に書いた文芸作品をアップしています。

短詩集「逆転する虚無」

???電波 読書中級者向け

「のうみそ」

あかくておいしそうなのうみそ


ぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ
ぱくぱくぱくぱくぱく
げーげーげーげーげー
とろとろとろとろぱふぇ

てくびがたかぶる
あしくびがふるえる

こまをまわしても むいみ 

 

 

「じゅうじか」

きりすと まりあ せいしょ 
もやしてみると しろいこなが きょむのまちに ふりまかれる
わたしはまりあによくじょうする
ちつのなかのかのじょはかめんをつけていないから

もえるごみにんげんをひろっても
ほほえんでいる きりすと

ひとつのくにがほろびたとき
てんしたちがさえずると
われわれは ごかいしていないだろうか?

ごほんのゆびは きりすとをぶんかいできる にんげんのぶき

せいしょをめくり てくびをはずす もうもくにんげん

 

 

「あおぞら」

ひいろのぬまち
あかわいんのなかのめだま
くびつりしたいのうつくしさ

えいえんのしょじょであるあおぞらには
これらにかちをみいだせない

 

 

「みかづき」

きりさかれたわたし
こもりうたをうたえなくなったことり
かんがるうのぽっけのなかのしょうねん
あざわらうしょじょまくたちは
てつがくをこのよでもっともふようながくもんだとしんじている

とうめいいろのみかづきは 

にんげんのえいちをうばいさるないふ 

 

 

「ないふ」

べろのうえでころがるかわいいじごく
ゆめのなかであめだまをなめている
かあさんからのぷれぜんと
ぼくはおかえしに し をおくった

 

 

「うちゅう」

にんげんのなかでねむっているこすもす
あかいちのなかでながれているほしぼし
かみはしんだとなげいているわくせい
うまれたときからすでにもえつきているうちゅう

 

 

「かえる」

げこげこげこげこげこげこげこげこげこげこ
ないぞうのなきごえは しんぞうのーとにくらやみをかきなぐる
ぶっだにばけたかえるたちはきづいていない
じつはじぶんたちこそがほんもののぶっだであることを

 

 

「うめしゅ」

うめしゅは あまいすいみんやく
みらいへすすむためのかつりょくをうばうけれど
ちずにえがかれたたいりくへ いのりをささげてくれるいいこだ
わたしはやみのなかで こくごじしょをもやす
ろうじんたちを こうじえんでぼくさつする

 

 

「ねこ」

かつおぶしのただよううみで
せみとぶたとまたたびのはいったみそしるを
いっしょうけんめいすするめすねこ
くびのうしなわれたししゃにもいのちがあるとしっているせいで
むちゅうにならざるをえないのだ

 

 

「かめん」

かめんでかおをかくせても
あかいほおぼねはむきだしのまま
くるまいすでまえにすすんでも
だいちはけがれたままだ
むすうのもじをかきなぐっても
かあさまはほほえんでくれない

それなのに とけいのはりはすすんでいる

 

 

「せいしょ」

えいごうにしてむげんのせいしょたちよ
ちぬられたつめ つめ
あおくひからびた ろうじょ
きずだらけの せなか 
ほろびの とし
ねこの びがく 
つみとばつにかくされた やまい

うつくしさ
と 
つるぎのようなはきけ
を 
しっているか

 

 

「じさつ」

わたしにそとわくはいらない
ほうせきのようなかがみもいらない
しょじょのほほえみすらいらない
がんかのおくのつららを すてられないかぎり

 

 

「さつじんき」

おおいなるゆびさきが
わたしのひふをとかしてゆく
けだもののなまづめが
あまぐもののうみそをきりさいてしまう

いのちを ぼたん で しはいしようとする てつのかたまりが
ぞうおのつばさが まなこのおくをやきつくす

くらいひかりが あおぞらをまう

せなかにながれる ひとすじのなみだ

わたしのみぎてには きかんじゅうがとりついている

 

 

「みくろこすもす」

エリーは まいにち いのる
せかいじゅうにこうふくがふりそそがれてほしいから
エリーは くろすいしょうのしんぞうをえぐる
みくろこすもすのおくのおくへ たびにでるために
エリーのないふは せいなるしょもつにはえたてあしを
きりさける
エリーは し を つくるとき いつも しろいくものうえに
さくらのきを さかせている

わたしがエリーのひとみをなめるとき
いつも わたしの ひいろのみぎては
とうめいいろのいろえんぴつで 
えいえん という なまえの し のかけらを
あおぞら という なまえの みくろこすもすのなみだに 
かきとめている

 

 

「げいじゅつ」

せかいがすうじでできているならば
ぼくらは すうがくきごうにならないと 
いきていけないだろう
せかいがまばゆいひかりだけでてらされているならば
もうもくのいのちが はいいろのぶたい に たつ いぎを
うしなってしまう
せかいがいちめんのあんこくだけでおおわれているならば
りすたちのひとみは し に かちを
みいだせなくなってしまう
せかいが かみ が つくったとしても
ぼくらは こくうのかじつ から 
うまれてきた

さあ みんな こおりのかめんをはがすときは もうまもなくだ

にんげんのつるぎは 
おおいなるかみがあたえたむじゅんすらも 
いっしゅんにして つらぬくのだ 

 

 

「がががががががががが」

がががががあがががが
がががながががががが
がががががががたがが
ががをががががががが
あががががががががが
がががががががががが
ががががががががこが
ががががががいががが
がががががががががが
ろががががががががが
がしがががががががが
ががががてががががが
がががががががががが
がががががががががが
がががたがががががが
がががががががががが
がががががががががる
がががががががががが
ががががががががいが