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TH.Another Room

学生時代に書いた文芸作品をアップしています。

詩「切り裂きジャックの証」

切り裂きジャックの証が欲しかった頃俺は赤い血の中に花束を見た一粒の砂の中に吐き気を覚えた天井の蜘蛛に悪意をぶつけた見えないナイフで愛する人を切り裂いた切り裂きジャックの証を手に入れた時夕焼けが俺の目を抉った一杯の水が女神を殺した兵士たちは…

しあわせの国

君はぼくらの姿を見つけたのか? ははは。びっくりしただろう。ぼくらは君と目を合わせることができてすごくうれしいよ。今日は一段と爽やかな青空だね。ほら、空に花も咲いている。君はぼくらの声が聞こえるようだから、ぼくらのことを教えてあげよう。 ぼ…

エッセイ「桜」

この文は創作課題で提出したエッセイ。別に自己評価が高いわけではないが、担当講師の講評が面白くて大爆笑していたのを今でも覚えている。「えー、普通の人間は『桜』という題を出されたら百科事典か何かで桜を調べて本文に取り掛かるものですwwwwww」「全…

キリエ

とあるアパートの一室で、僕の大切な女の子であるキリエは満面の笑みで言いました。「ユキジくん、わたし、カボチャ食べたくなった! 穴つきのカボチャがいいの! 一緒にスーパーマーケットにいこーよ!」「こないだ、食べなかった?……いや、でも、そうか………

子ぎつねと天使

ぼくはきつねの男の子。ある日火縄銃で撃たれて死んだんだ。つまり今ぼくは幽霊。おなかがすいてたから、人間が釣った魚を盗んじゃって、怒った釣り人に殺されたんだ。 ぼくは人間の男の子と一緒の家に住んでいたんだ。いっぱい油揚げをくれたから、ぼくはあ…